【公園から帰りたがらない】
お子さんが、公園から帰る時に、「嫌だー!!」「もっと遊びたいッ!!」「ギャーッ!!」となることはありませんか?
せっかく楽しく遊んでいたのに、親御さんもお子さんもイライラしてしまうし、そのことでちょっと悲しい気持ちになりますよね。
そこで、今回は『公園から帰る時に』『帰りやすくなる』
声のかけ方のテクニックをお伝えいたします。
とその前に、まずみなさんは公園から帰る前にどのようにしていますか?
おそらく、普通は深く意識せず
「帰るよー」
とかだと思います。
この声かけで、お子さんが十分に帰れている場合は、この先の文章は読まなくてもよいかもしれません。
では、帰れない場合について、、、
なぜかを考えてみましょう。
理由はおそらくほぼ間違いなくコレです。
①『帰りたくない』→『急に帰るって言われた』
というのと
②『帰りたくない』→『もっと遊びたい』
だと思います。
これらの理由を踏まえて、『公園から帰る時に』『帰りやすくなる』
を考えてみましょう。
よく本に書かれているものとして有名なのは
【事前予告】!!
つまり、「○○分になったら、帰るよ」「あと○回やったら帰ろうね」
です。
この方法は、基本的に上手くいきます☆
「遊ぶ」から「帰る」という明確な見通しがあるため、切り替えもしやすくなるでしょう。
上述した「帰りたくない理由」と照らし合わせると、
①の理由に対して抜群に効果を発揮していると思います。
ただ、これだけでは上手くいかない場合もあります。
それは、、、
「帰りたくない理由②」に対して
【事前予告】だけでは少し足りないからです。
そこで!!
【事前予告】の時の声かけを少しだけ変えてみてください☆
「○○分になったら、帰るよ」
→「○○分になるまで、全力で遊ぼう!!」
「あと○回やったら帰ろうね」
→「帰るまで、あと○回楽しもう!!」
ちょっとした言葉のニュアンスの違いに気付きますか?
伝えている内容はほぼ、同じです。
が、、、
前者(【事前予告】のみ)は「帰ること」がメインになっている言葉かけですが、
後者は「遊ぶこと」「楽しむこと」がメインとなっています。
「帰ること」を意識しだすと、残りの時間が長くても短くても、なんか残念な気持ちになります。
そこで、「帰るんだけど、楽しむ」ということを狙うわけです。
ただちょっとした、弱点があります。
やっぱりもっと遊びたい場合です。
その時は、こう声をかけてあげてください。
「ボーナスタイム!!あと2分遊んでいいよ」
この声かけは、お得感を出すためにやっています。
もちろん、あらかじめちょっと余裕をもって終わりの時間を設定してあげましょう。
で、きっとお子さんはこう言います。
「足らないよ。○分がいい!!」
さらっと遊びの終わりの時間を自分で決めることができました。
お子さんが希望した時間が長くても・短くても
こう伝えてあげてください。
「○分たったら教えてあげるから、それまで全力で遊んでね」
○分は重要ではなく、お子さまの気持ちを代弁すると
要は「もうちょっと遊びたい」んです。
「もうちょっと」なので、意外とすぐに「もう帰ろう」と言ってくることが多いですよ。
試してみてください。
さらに言うならば、○分は正確にはからなくて大丈夫です。
お子さんが十分に楽しんでいる様子をみながら、そのまま帰れそうなタイミングに
「あと○分だよ。いっぱい遊んでー」と中間に2回くらい添えてあげると最後はすんなり帰りやすいと思います。
公園の帰りに限らず、遊びの終わりでも同じようなテクニックを使えますので参考にしてみてください。
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